ITSジャパン、大規模災害発生時の通行実績情報公開の仕組みを構築

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ITSジャパンは6月5日、車のプローブ情報を保有する企業の協力を得て、大規模災害発生時に通行実績情報を迅速に集約し、公開する仕組みを構築したと発表した。

ITSジャパンは、東日本大震災時に民間が保有するマイカー系のプローブ情報を統合して、「自動車通行実績情報」を公開した。同情報は、被災地周辺の道路通行実績状況の把握、救援活動、物資輸送における経路検討などで活用されたほか、ビッグデータの利活用の一例としても注目された。

今回、マイカー系に加えてタクシー系やトラック系のプローブ情報を保有する各社の協力を得て、気象庁の防災情報と連動し、大規模災害発生時に通行実績を迅速に収集・配信する仕組みを構築し、「乗用車・トラック通行実績情報」として、一般市民や行政機関に提供する。

プローブ情報を提供するのは、本田技研工業、パイオニア、トヨタ自動車、日産自動車、富士通、いすゞ自動車、ボルボグループ(UDトラックス)、日野自動車の8社。

《纐纈敏也@DAYS》

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