デンソー(DENSO)の米国法人、デンソー・インターナショナル・アメリカは5月28日、米国カリフォルニア州シリコンバレーのオフィスを拡張すると発表した。
同社は2011年、シリコンバレーにオフィスを開業し、自動運転システムの研究開発などを行ってきた。今回のオフィス拡張は、現地での事業の強化がねらい。
デンソーは今後3年間で、シンクタンク事業を拡大する計画。サイバーセキュリティ、ビッグデータ、自動運転の3分野を特に重視し、現地で高い技術を備えた研究者や開発者の雇用を進めている。
今回のシリコンバレーのオフィス拡張は、2012-2016年の5年間の北米成長計画の一環。この計画では、およそ10億ドル(約1000億円)を投資。2000名以上の雇用を創出する。
デンソー北米R&Dのロジャー・ベルグ副社長は、「我々の目的は、シリコンバレーの創造力に富む人材を活用すること。自動車産業にスピーディに、新しい技術を持ち込むためだ」と述べている。