日本郵船は、建造を進めていた日本初のポストパナマックス型自動車専用船「アリエス・リーダー」が、5月27日に新来島どっく大西工場で竣工したと発表した。
竣工した船は、最大積載台数7000台を実現するとともに、空気潤滑システムやハイブリッド過給機などの自動車専用船では初めて導入する最新省エネ技術を採用した。
船内ボイラーの水エマルジョン燃料対応や、電子制御エンジンの採用などを組み合わせた結果、従来の大型自動車専用船と比べ、航行時の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減できる。
また、日本郵船の自動車専用船の船体は青色を基調としたグラデーションライン「オーロラカラー」にしているが、今回、環境フラッグシップと位置づけた船には特別に「グリーンカラー」を配色した。