英国のモーガンモーターカンパニーは、生産開始100周年を記念して、欧州で『プラス8』に限定車、『プラス8スピードスター』を発売した。
モーガン社は1908年、ハリーHFSモーガン氏によって英国ウスター州に設立。スポーツカーを少量生産している。
プラス8は、1968年から2004年まで生産されていた2シーターのロードスター。2012年春、ジュネーブモーターショー12では、プラス8の改良モデルが8年ぶりに発表された。
改良を受けたプラス8のハイライトは、エンジン。旧ローバー製に代わる4.8リットルのV型8気筒ガソリンユニットは、BMW製がベースとなっており、最大出力367psを発生する。スポーツエグゾースト仕様は、最大出力が390psへ引き上げられた。
トランスミッションは6速MTと6速AT。車両重量は1100kgと軽量で、0-100km/h加速は6速MTが4.5秒、6速ATが4.2秒の実力。最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。
今回発表された『プラス8スピードスター』は、同社の生産開始100周年を記念して、『プラス8』に用意された限定車。フロントウインドスクリーンを小型化したスピードスターボディをまとう。
プラス8スピードスターの生産開始は6月で、納車は今夏から始まる予定。英国での価格は、6万9995ポンド(約1210万円)。モーガンは、「パワーウェイトレシオはクラスで最も優秀」と説明している。