米国の自動車大手、フォードモーターは5月1日、最高経営者の交代を発表した。
同社の発表によると、現職のアラン・ムラリー社長兼CEOが、7月1日付けでフォードモーターを退職。同CEOは2006年9月から、「ワン・フォード」計画を推進してきた。これに一応の区切りがついたことから、フォードモーターを去る決断をした。
アラン・ムラリー社長兼CEOの後任には、マーク・フィールズCOOが昇格する予定。マーク・フィールズ氏は2005年から、同社の北米事業を率いてきた。そして2012年12月、フォードモーターのCOOに。日本では、マツダの元社長として知られている。
マーク・フィールズ氏は、現在53歳。なお、マーク・フィールズCOOが、フォードモーターの新社長兼CEOに着任するのは、7月1日となる。
フォードモーターのビル・フォード会長は、「マークは25年に渡り、世界中のフォードモーターの事業を強化してきた。彼は今、CEOとして、フォードモーターを将来へ導く準備が整った」と述べている。