マツダとフォードモーターが共同開発し、日本国内でも販売されたSUV、マツダ『トリビュート』。同車が米国において、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは4月18日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。2001‐2004年モデルのトリビュートについて、マツダの米国法人、北米マツダからリコールの届け出があったと公表している。
今回のリコールは、サスペンション部品の不具合が原因。NHTSAによると、足回りの腐食により、ロワコントロールアームが脱落する恐れがあり、その場合、ハンドル操作が困難になり、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2000年5月から2013年12月までに生産され、米国で販売された10万9000台。なお、日本向けはリコールに該当しない。
北米マツダは、対象車を保有する顧客に連絡。新設計の強化クロスブレースをサスペンションに組み込むリコール作業を行う予定としている。