マルチ・スズキが10年に渡って守ってきた、ヒュンダイに続く自動車輸出業界第二の地位を日産に明け渡したとエコノミックタイムスが報じた。
ニッサン・モーターズ・インディアは現モデルのミルカとサニーの輸出台数でスズキのAスターやディザイアを上回り、前年度比18%増の11万6000台を輸出したのに対し、マルチ・スズキは16%減の10万1000台にとどまった。
一方ヒュンダイは23万3000台とトップの座を守っており、その輸出台数はマルチ・スズキとニッサンを足しても届かない。
ヒュンダイが過去10年間にわたって自動車輸出市場を牽引してきたのに対し、日産は4年前に輸出業務を開始したばかりで、今後は安価なダットサン等の他、部品の販売やアフリカやヨーロッパの市場向けの格安組み立て部品の販売が鍵となるだろうと考えられている。