スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは4月24日、トゥーシュランダ工場を拡張し、生産能力を増強したと発表した。
トゥーシュランダ工場は、ボルボカーズのスウェーデン主力工場のひとつ。今回の拡張により、年産能力はおよそ20万台から30万台へ、増強される。
また、ボルボカーズは、長期的に年間80万台の世界販売達成を目指しており、トゥーシュランダ工場の拡張は、目標達成に向けた大きな一歩となる。
今回のトゥーシュランダ工場の拡張では、新たな車体のプレス工程を設置。2014年内に発表され、2015年初頭から販売予定の最上級SUV、次期『XC90』の生産に備える。すでに次期XC90には、ボルボカーズの新世代車台、「SPA」を導入することが決定済み。
ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、「トゥーシュランダは、ボルボカーズの本社所在地であり、我々の故郷。過去87年に渡り、ここを拠点にしてきた。生産能力の増強によって、グローバルな自動車メーカーとしての未来が約束される」と述べている。