新日鉄住金マテリアルズは23日、同社メタル担体カンパニーが、高い浄化率と充分な耐久性を持つグローバル市場向け小型バイク用メタル担体の開発により、本田技研工業から「優良感謝賞」開発部門を授与されたと発表した。
同社は、自動車排ガス浄化用のメタル担体を、素材から一貫生産する世界唯一のメーカー。
メタル担体とは、排ガスを浄化する触媒を保持するベースとなる部品で、同社は極薄メタル担体(20μm厚)を開発、高浄化性能と高馬力を両立でき、しかも搭載性がよいメタル担体の開発に成功した。
既に、1000度超の更なる高温に耐える、新しいステンレス箔の開発を終え、燃費向上で高温化が進む排ガスに対応するとともに、熱流体解析やシミュレーション等、自動車メーカーの先進ニーズを的確に取り込んだ技術サービスを展開している。