米国の自動車最大手、GMの大規模リコール(回収・無償修理)問題。この問題を受けて、GMが今後の商品品質や安全性を引き上げるべく、技術部門の再編に乗り出した。
これは4月22日、GMが明らかにしたもの。同社は、「グローバルエンジニアリング部門を再編する」と発表している。
GMによると、グローバル自動車エンジニアリング部門は今後、グローバル製品統合とグローバル自動車部品&サブシステムの2グループに分割される。
そして、2グループのトップを新たに任命。グローバル製品統合グループの副社長には、ケン・モリス氏が就任。グローバル自動車部品&サブシステムグループの副社長には、ケン・ケルザー氏が起用される。両者は、GMの技術部門の重役。
GMのマーク・ルース上級副社長は、「自動車は3万点の部品の集まり。これらの部品を、業界をリードする品質と安全性を備えた車に組み立てていく」と述べている。