米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドは4月17日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14において、『レネゲード』(RENEGADE)を米国初公開した。
レネゲードは2014年3月、ジュネーブモーターショー14でワールドプレミア。もともとレネゲードとは、ジープ『ラングラー』のルーツ、『CJ-7』に用意されていたグレードの名称。一時期、『チェロキー』のグレード名としても、使用された過去がある。
これとは関係なく、全く新しいSUVとしてデビューしたレネゲードは、ジープブランドが初めて、小型SUV市場に参入するために開発されたモデル。車台には、クライスラーグループとフィアットが共同開発した、「スモール-ワイド4×4アーキテクチャー」を使用する。
コンパクトボディでありながら、7スロットグリルに丸型ヘッドライトを組み合わせたフロントマスクは、ジープのアイデンティティ。「マイスカイ」と命名されたオープンルーフが用意され、ドライブの楽しさを引き立てる。
レネゲードは、グローバル市場へ投入されるため、合計で16種類ものパワートレインを設定。今回、ニューヨークモーターショー14では、米国仕様のエンジンが発表された。2.4リットル直列4気筒自然吸気と、1.4リットル直列4気筒ターボの2種類がラインナップされる。
中でも、1.4リットル直列4気筒ターボは、フィアットが開発した「マルチエア」仕様として、燃費性能を追求。最大出力160ps、最大トルク25.4kgmを引き出す。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。