国土交通省、AT車の誤操作で注意呼びかけ…エンジン停止事象を調査

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国土交通省、AT車の誤操作で注意呼びかけ
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国土交通省は、オートマチックトランスミッション(AT)車で、誤った操作でエンジンが停止する事象についての調査を行い、その結果をまとめた。同時に、この内容をまとめた映像も作成した。

AT車が急な坂道などでシフトレバーを前進の位置「D」にしたまま惰性で後退したり、後退の位置「R」にしたまま惰性で前進したために、エンスト(エンジンストール)を起こして、ブレーキが利きにくくなったり、ハンドル操作が重くなって操舵できずに、衝突や転落したなどの事故情報が寄せられている。

また、プッシュ式スタート装置装着車は、坂道での発進時、始動操作が正しくなく、エンジンがかかっていないまま走行したことで同種の事故が発生している。

このようなエンジン停止走行によるブレーキ、パワステ失陥が推定されるトラブルは2011~2013年度に111件報告されており、年々増加している。

坂道におけるエンストなど、発生原因別の割合では、「進行方向とギヤがあっていない」(「R」で前進が27%、「D」で後退が9%)が合計36%、「エンジンを始動させずに進行」が36%。

国交省では、これらの内容をまとめた映像も作成・活用し、ドライバーへの注意喚起し、エンストなどによる事故防止を図る。

《レスポンス編集部》

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