【北京モーターショー14】シボレーのグローバル主力小型セダン、クルーズ…中国仕様が先行モデルチェンジ

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新型シボレークルーズ(中国仕様)
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米国の自動車最大手のGMと、中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の中国合弁、上海GMは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、新型シボレー『クルーズ』を初公開した。

現行クルーズは2008年秋、パリモーターショー08で発表。シボレーブランドのグローバル主力コンパクトカーだ。4ドアセダン、5ドアハッチバック、ステーションワゴンと幅広いバリエーションを備え、北米、中国、欧州などで販売されている。2010年半ばからの累計世界販売台数は、250万台以上。

今回発表された新型クルーズは、中国専用モデル。4月16日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14では、大幅改良を受けた現行クルーズの2015年モデルが発表されたばかり。中国以外の北米向けなどのクルーズは、2年以内にモデルチェンジが行われる見通しで、中国仕様が先行モデルチェンジを受けた形。

中国向けの新型クルーズは、「新世代」を強調。デザインは、GMのグローバルR&D部門が担当。新開発の車台に、シボレーの次世代デザイン言語を導入したボディを載せた。エアロダイナミクス性能を高めたクーペのようなルーフライン、短い前後オーバーハング、できるだけ4隅に置かれたタイヤなどが特徴。

エンジンは新世代の小排気量ガソリン「エコテック」を、GMと上海汽車が共同開発。2種類の直列4気筒ガソリンエンジンは、1.4リットルの直噴ターボと、1.5リットルの自然吸気。トランスミッションは、6速MT、6速AT、新開発の7速デュアルクラッチ「DCG」の3種類。上海GMは、「燃費は先代比で14-21%向上」と説明している。

《森脇稔》

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