欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月17日、中国で4月20日に開幕する北京モーターショー14において、『ゴルフR 400』を初公開すると発表した。
同車は、新型『ゴルフ』シリーズの頂点に立つ新型『ゴルフR』をベースに、さらなる高性能を追求したコンセプトカー。そのハイライトは、エンジンのパワーアップにある。
ゴルフRの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」は、欧州仕様の場合、最大出力300psを発生。ゴルフR 400では、車名が意味するように、最大出力を400psへ引き上げた。
トランスミッションはデュアルクラッチの「DSG」。駆動方式は4WDの「4モーション」。ゴルフR 400は0-100km/h加速3.9秒と、ゴルフRに対して1秒短縮。最高速は280km/hに到達する。
内外装も特別仕立て。ボディはワイドフェンダーが特徴。このワイドフェンダーは、1988年の『ラリー・ゴルフG60』をモチーフとした。バンパーやホイールも専用デザイン。室内には、レース用のバケットシートが装着された。
なお、フォルクスワーゲンは、ゴルフR 400の予告スケッチを公開。同社は、「北京モーターショー14には、コンセプトカーとしての出品。生産計画はない」と説明している。