野党重鎮のカーパル・シン氏が死去 自動車事故で、DAP躍進支える

人権運動家で野党重鎮である民主行動党(DAP)のカーパル・シン前党首(74)が17日午前1時頃、自動車事故で亡くなった。

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人権運動家で野党重鎮である民主行動党(DAP)のカーパル・シン前党首(74)が17日午前1時頃、自動車事故で亡くなった。

カーパル氏は、昨年の総選挙で野党第一党となったDAPの躍進を長年支えた。

事故があったのはペラ州カンパルに近い南北高速道路の下り線で、乗っていた多目的車(MPV)が前方左車線をゆっくり走っていた5トン・トラックに衝突し、車体の左半分が大破した。事故原因は17日午後5時の時点で明らかになっていないが、警察によるとトラック運転手(45)からマリファナの陽性反応が出た一方、カーパル氏の事故車が累計29件もの交通違反キップを切られていたという。

カーパル氏と介護師のマイケル・コーネリアス氏(30)が死亡し、インドネシア人家政婦が重傷。カーパル氏の息子のラムカーパル・シン氏(38)と助手で運転手のC.セルヴァム氏は軽いケガを負っただけだった。カーパル氏はクアラルンプール(KL)からペナンに向かっていたところだった。

伊藤 祐介

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