日本政策投資銀行は、鈴与に対し、静岡銀行と共同で総額100億円のシンジケート・ローンを組成したと発表した。
鈴与は、総合物流企業として港湾・国内外物流などを担うとともに、2008年6月にはフジドリームエアラインズ(FDA)を設立し、名古屋小牧、富士山静岡、福岡、松本空港を拠点に、全国の地方都市間を小型ジェット機で結ぶリージョナル航空事業に参入している。
今回、FDA向け航空機「エンブラエルERJ-175型機」の購入資金などを含む航空事業用資金を対象に、総額100億円のシンジケート・ローンを組成した。鈴与の取引金融機関に加えて、新たにFDAの就航地の地域金融機関が参加したことにより、グループ航空事業の基盤強化につなげていく。
政策投資銀は、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域経済の活性化に貢献するお客様の取り組みを積極的に支援していくとしている。