鉄道・運輸機構、整備新幹線の工事進ちょく状況を発表

鉄道 行政

鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)はこのほど、整備新幹線の4月1日時点の工事進ちょく状況を発表した。

いわゆる整備新幹線は、1973年に整備計画が決定した北海道新幹線(青森市~札幌市)、東北新幹線(盛岡市~青森市)、北陸新幹線(東京都~金沢市~大阪市)、九州新幹線鹿児島ルート(福岡市~鹿児島市)、九州新幹線西九州ルート(福岡市~長崎市)の5線。このうち東北新幹線盛岡~新青森間と北陸新幹線高崎~長野間(長野新幹線)、九州新幹線鹿児島ルート博多~鹿児島中央間が既に開業している。

現在工事中の区間は、北海道新幹線新青森~新函館(仮称)~札幌間と北陸新幹線長野~金沢~敦賀間、九州新幹線西九州ルート武雄温泉~長崎間。北陸新幹線敦賀~大阪市間と九州新幹線西九州ルート新鳥栖~武雄温泉間は未着工となっている。

北海道新幹線は、2015年度末(2016年春)の先行部分開業に向け、新青森~新函館間148kmの工事が進んでおり、同区間の用地買収率は96%、工事着手率は100%となった。現在は在来線と線路を共用する青函トンネル部で3線軌化工事や電気設備の工事を行っているほか、新設区間でも開業に向けた設備工事が進められている。

これに対し、2012年6月の工事実施計画認可を経て着工した新函館~札幌間212kmは2035年度頃の完成が見込まれており、用地買収率が1%、工事着手率が7%となっている。現在はトンネル掘削の開始に向けた準備が進められている。

北陸新幹線は、長野~金沢間231kmが用地買収率99%、工事着手率100%。2015年春の開業に向け工事は最終段階に入っており、長野~黒部宇奈月温泉間では既に試運転も行われている。2012年6月に工事実施計画認可を受けた金沢~敦賀間114kmは、トンネル掘削を開始するための準備を実施中。用地買収率は4%、工事着手率が12%で、2025年頃の完成が見込まれている。

九州新幹線西九州新幹線ルートの武雄温泉~長崎間67kmは、用地買収率が43%、工事着手率が65%。現在は三坂トンネルや俵坂トンネル、彼杵トンネルトンネル、第1本明トンネルなどのトンネル工事が中心だが、千綿川橋りょうなど高架橋や橋りょうの工事も進められている。完成は2022年頃の見込みだ。
《草町義和》

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