パハン州からセランゴール州に原水を輸送するプロジェクトの根幹となる全長44.6km、幅5.2mのトンネルが95%完成し、年内に完工する見通しだ。
セランゴール州では乾燥気候が続いていることから深刻な水不足が続いており、状況の改善に繋がることが期待されている。同トンネル工事は2009年6月に着工し、3年間遅れが生じていた。
セマンタン川からの原水をトンネルを通じてランガット川に供給し、7カ所の浄水場で処理を行う。パハン州はセランゴール州に対して、1立方m当たり10センの支払いを求めると見られている。