日産自動車は4月15日、ブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに、Vプラットフォーム車両やエンジンの生産を目的とした新工場を開設。新型『マーチ』と1.6リッター 16Vフレックス燃料エンジンの生産を開始する。
2000年にブラジルでの事業を開始した日産は、同国で近年著しい成長を遂げており、2016年までに市場シェア5%を達成することを目指している。今回の新工場開設は、その取組の一環。投資金額は26億ブラジルレアル(約1187億円)。すでに約1500人を雇用しているが、今後、従業員は総勢2000人へと増える見込みだ。
新工場は、板金プレスによる部品生産から車両組立までを行う。年間生産能力は車両20万台、エンジン20万基で、テストコースなど、自動車生産の全ての工程を完備する。
日産のカルロス・ゴーン社長は「ブラジルは、世界第4位の自動車市場であり、日産の中南米の発展にとって重要な役割を果たしている。このレゼンデ工場は、成長目標を達成するために必要不可欠なものだ。私たちのゴールは、ブラジルで2016年までに市場シェア5%を達成し、品質と顧客サービスにおいて日系自動車メーカートップとなることだ」と語った。