【トヨタ アクア G ブラックソフトレザーセレクション 試乗】軽の上をいく燃費はアドバンテージ…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタ・アクア G ブラックソフトレザーセレクション
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「窓をお拭きしましょうか?」のガソリンスタンドのサービスは遠慮した。あまりにも給油量が少なすぎ…だから。2年連続のトップセラーでもある『アクア』は、まさに今の時代という“水”に馴染む実力の持ち主だ。

別の機会を捉えて確認しておきたかった燃費は、レポーターの試乗結果では、満タン法のザックリとした計算で24.1km/リットル。これは高速走行、ワインディングを含むもの。さらに原則“ECOモード”で通すも、乱暴に走らせてはいないが、神経質に省燃費運転に徹した訳でもない。が、オーナーならクルマの特性を身体で覚えて、よりいい数字を出しているだろう。だから現実的にこれぐらいはいく、ここから大きく下回らないはず…そういえる数字だと判断する。

試乗車は、奇しくも過去に短時間の試乗経験がある同じ個体だった。今回、日常的な用途で試乗してみて、数字1桁台の駐車スピードでステアリングのパワーアシストの切り上げがやや早めなこと、タイヤ指定空気圧230kPaにしては、乗り味に硬さを覚える領域があることなどを実感。こうした部分はVW『ポロ』などを例に、コスト(工数と時間)をより割り当ててほしいと思うところ。とはいえ、コンパクトなボディは気安く乗りこなすことができ、トランク容量が十分であるなどは美点。ガソリン価格もハネ上がってしまった状況下で、軽自動車を上回る燃費性能がさらに大きなアドバンテージとなってきた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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