3月の三菱自動車の中国新車販売、24.4%増…SUVが牽引

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三菱・ASX(日本名:RVR)
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三菱自動車の中国法人は4月8日、中国における3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は6556台。前年同月比は24.4%増と、前年実績超えを維持した。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。三菱自動車の中国新車販売も、その影響を受け、2012年9月以降は大きく減少。しかし、現在ではその影響を払拭する。

三菱自動車は2011年6月、中国の広州汽車集団(GAC)と合弁会社を設立。2012年10月には、三菱自動車、三菱商事、広州汽車の3社合弁に発展し、中国湖南省長沙市に新合弁会社の広汽三菱汽車を設立した。

現地ではSUVを主力車種に位置付け、『ASX』(日本名:『RVR』)、『パジェロ』、『パジェロスポーツ』(日本未発売)、『アウトランダー』を次々と投入。SUVのラインナップの充実が、三菱自動車が中国での新車販売が好調な主な要因。

とくに、広汽三菱汽車の最初の現地生産車となったASX(RVR)を中心に、販売を伸ばしている。

《森脇稔》

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