ヤマハ発動機は、初の電動アシスト車いすの完成車「JWスウィング」を6月10日から発売すると発表した。
「JWスウィング」は、高齢者を中心に車いすが必要な人の行動範囲を拡大するとともに、自立した生活の支援と介護保険でのレンタルを目的に開発した製品。車いすのハンドリム操作の負荷に応じて電動の補助力が働く車いす用電動アシストユニット「JWX-2」を自社開発フレームに搭載し、デザインにこだわった車いすでスムーズな走行性を実現する。
JWスウィングの特長は、漕ぎやすさを追求しバッテリーを別体式にした電動に見えないスマートなデザイン、最適なアシスト設定を行う「JWスマート・チューン」、2つの走行モードの切り替えで使用者に合わせた使いやすさなど。
アームサポートの有無を始め、タイヤやハンドリム、バッテリーの種類、ホイールキャップの色など、選択が可能。車いすを折りたためるほか、電動ユニット部の着脱がワンタッチで可能。
新製品は、4月17日からインテックス大阪(大阪市住之江区)で行われる「バリアフリー2014」と4月19日からTRC東京流通センター(大田区平和島)で開催の「第13回子どもの福祉用具展2014」に展示・試乗を行う。
販売計画はレンタルを中心に年間200台。価格は36万3000円から。