ガリバーインターナショナルはミニバンの中古車を専門に取り扱う新たな店舗「SNAP HOUSE」を埼玉県川口市に開設した。日産自動車『セレナ』やフォルクスワーゲン『シャラン』など国内外のミニバン25車種を常時展示、販売している。
SNAP HOUSE事業推進リーダーを務める折下恵太郎氏は「初めてミニバンを購入しようとしている人がメインターゲット」とした上で、「まず意識したのは、クルマ選びはパパひとりでは決められないということ。そこで、やはりママが来やすいお店、ママがクルマ選びに参加できるような店をつくりたいと思い企画をスタートした」と経緯を語った。
さらに「ディーラーの中でもとくに中古車販売店は女性が来づらい。まずはこてこての自動車販売店のような雰囲気を一掃した。またミニバンを探しているお客様は小さいお子さんがいらっしゃる方が多いのでキッズスペースを充実させて、ベビールームもしっかり完備して、場の価値を高めた」と述べた。
またSNAP HOUSEは、店舗内のスペースを1人当たり2時間300円でフリードリンク付きで利用できるようにしているのも特徴。「親子カフェと名付けたスペース利用でいらっしゃった方には営業要員がまったくつかない。ママ友同士のコミュニケーションの場などとして使ってもらうことを想定している」としながらも、「まずは自動車販売とは全く関係の無い状況で女性のお客様との接点をつくるのが狙い」と明かす。
ガリバーでは大規模展示場を備えた「WOW！TOWN」を始め軽自動車専門の「ガリバーミニクル」など従来の買取専門店「ガリバー」とは異なる業態の店舗を2012年以降、順次立ち上げている。SNAP HOUSEもそのひとつで14年度中にさらに3店舗開設する計画。
