国際協力銀行、シークスのメキシコ車載電子部品事業に融資…自動車関連事業のメキシコ進出加速

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国際協力銀行(JBIC)は31日、シークスとの間で、融資金額291万4000米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結した。本融資は、三井住友銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約491万4000米ドル相当円。

今回の融資は、シークスが同社の100%出資子会社である米国法人を通じて、メキシコにおいて電子部品実装及び機器・部品の組立・加工事業を実施するSIIX EMS MEXICO S de RL de C.V.(SEM)を設立するために必要な資金を融資するもの。

シークスは、その前身であるサカタインクス海外事業部時代からの電子部品・デバイス等分野における豊富な海外取引経験があり、EMS(電子機器受託製造サービス)事業の分野における先駆的存在で、国内トップ、世界第12位の売上規模を誇る。

同社は、日系大手自動車メーカーの主要マーケットである北米市場向けの車載関連部品用の電子部品の輸出拠点として今般、SEMを設立し、更には今後成長が見込まれるメキシコ等の中南米市場におけるシェア拡大を目指している。

本融資は、こうした同社の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものとしている。

《山内 博》

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