VW グループ、中国合弁2社とエコカー共同開発で合意

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フォルクスワーゲンの中国合弁、上海フォルクスワーゲンの主力車種
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは3月28日、中国合弁2社との間で、エコカーを共同開発することで合意したと発表した。

フォルクスワーゲングループの中国合弁には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲンの2社がある。

今回の発表では、フォルクスワーゲングループは、上海汽車と第一汽車との間でそれぞれ、中国市場に適したエコカーを共同開発。中国市場に投入し、顧客のニーズへの対応を図っていく。とくに、上海汽車との間ではエコカーとそれに関する技術、第一汽車との間ではエコカーの開発と生産が重視される。

これらのプロジェクトは、フォルクスワーゲングループと中国合弁2社が、2014-2018年にかけて実施する総額182億ユーロ(約2兆5740億円)の投資計画の一部。中国自動車産業の歴史において、最大級の投資プログラムとなる。

フォルクスワーゲングループチャイナのヨッへム・ヘイツマン社長兼CEOは、「我々は中国で、30年に及ぶ信頼のパートナー関係を築いてきた。燃費性能に優れるエンジンや先進の技術を擁し、中国自動車産業における新基準を打ち立て続ける」と述べている。

《森脇稔》

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