防衛省は、過大請求していた島津製作所、鶴見精機が返納金を納付したため、指名停止を解除したと発表した。
島津製作所は過払金約93億円、延滞金約22億8000万円、違約金約100億円の合計約216億円を納付した。
鶴見精機は過払金約4億8000万円、延滞金約1億2000万円、違約金約2億1000万円の約8億2000万円を納付した。
同省では、島津製作所、鶴見精機の過大請求事案について、調査結果と再発防止策の報告を受け、その内容を確認したのに続いて、返納金が国庫に納付されたため、指名停止を解除した。
一方、島津製作所に対する特別調査の過程で、2008年度に技術研究本部と締結した製造請負契約で、「翌年度納入」が行われていたことが判明したため、厳重注意した。