BYDのPHVセダン、QIN…中国ベストセラー電動化車両に

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中国の電池メーカー大手、BYD傘下の自動車メーカー、BYDオート(比亜迪汽車)は3月21日、中国の2014年第1四半期(1-3月)の電動化車両の販売において、BYD『QIN』(秦)がベストセラー車になったと発表した。

QINは2012年4月、北京モーターショー12(オートチャイナ12)で初公開。同車はBYDオートの主力セダン、『F3』のハイブリッド仕様、『F3 DM』の2代目モデルとして登場した。ボディサイズは全長4740×全幅1765×全高1490mm、ホイールベース2660mm。中国市場で主流の中‐小型サイズの4ドアセダンだ。

QINのハイライトは、BYDオート自慢の「デュアルモード」と呼ばれるプラグインハイブリッド(PHV)システム。ハイブリッドモードでは、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと、最大出力150psを発生するモーターが稼働。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、303ps、44.9kgmとパワフル。その効果で、0-100km/h加速は5.9秒の性能を実現する。また、ピュアエレクトリックモードでは、EV走行が可能。

今回、BYDオートは、中国乗用車協会のデータを元に、中国の2014年第1四半期(1-3月)の電動化車両の販売において、QINがベストセラー車になったと発表。中国では2013年12月の発売以来、好調な販売が続いており、2014年1月だけでも6000台以上を販売。中国電動化車両市場で、50%以上のシェアを占めたという。

BYDのStella Li上級副社長は、「QINがベストセラー車になったとのニュースは、驚くべきことではない。これほどのパフォーマンス、燃費、スタイリッシュさ、手頃な価格を備えた自動車が、他にないだけ」と自信たっぷりにコメントしている。

《森脇稔》

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