京浜急行電鉄(京急)と全日本空輸(ANA)は3月26日、東京国際空港(羽田空港)の国際線発着枠拡大(3月30日)を記念し、3月28日から6月30日までタイアップキャンペーンを展開すると発表した。「ANA特別塗装電車」の運行や割引切符の販売などを行う。
「ANA特別塗装電車」は3月30日から6月30日まで運行する予定。京急の青色塗装車「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」2編成のうち、600形606号編成に「ANA特別塗装」のラッピングを施す。車内ではANAが羽田から就航する海外17都市を紹介する。京急とANAがタイアップしてラッピング列車を運行するのは初めて。
運行区間は京急線三崎口~京成線成田空港間で、主に朝夕ラッシュ時の快特・特急・エアポート快特で運用する。運行予定の問い合わせは前日14時以降、京急ご案内センターで受け付ける。
羽田発着のANA国際線搭乗者に限定した割引切符も発売。4月1日から6月30日までの期間中、羽田空港国際線ターミナル2階の京急ツーリストインフォメーションセンターで搭乗を証明するものを提示すると、京急線の羽田空港~品川・泉岳寺・横浜間を2回分(1人往復または2人片道)利用できる「羽得2枚きっぷ」を購入できる。発売額は大人620円・子供310円で、有効期間は10日間。羽田空港~品川間の場合、通常の大人2回分(IC814円・切符820円)より約200円安くなる。
また、3月30日から6月30日まで、羽田空港国際線ターミナル駅の2階品川方面改札内通路に「顔出しパネル」を設置。海外17都市を表示した「めくり」も用意し、旅行先にあわせて都市名を表示できるようにする。このほか、キャンペーン期間中にクイズに回答して応募すると、抽選で航空券やホテル宿泊券などが当たるプレゼントキャンペーン(3月28日~6月30日)も実施する。
ANAは3月30日の羽田空港国際線発着枠拡大に伴い、昼間時間帯の国際線ネットワークを欧州・東南アジア・カナダにも広げ、運航便数を現在の10路線13便から17路線23便に拡大する。京急は今回のキャンペーンを通じて「羽田の利便性を多くのお客様にPR」するとしている。