中国の電池大手、BYD傘下の自動車メーカー、BYDオートは3月19日、米国ロサンゼルス市交通局が、BYDのEVバスを使用した実地走行テストを開始したと発表した。
この実地走行テストは、ロサンゼルス・ダウンタウンで運行中の「DASH」(ダッシュ)サービスの一部として行われるもの。ロサンゼルス市交通局は90日間、BYDのEVバスをダウンタウンで走行させる。
DASHの1日当たりの平均乗客数は、2万9000名。90日間の実地走行テストで、EVバス導入に向けた性能確認やデータ収集に取り組む。
すでにBYDのEVバスは、2012年8月以降、ニューヨーク、ロンドン、パリ、マドリード、深センの各都市で、デモ走行を実施してきた。
ロサンゼルス市交通局のジェームズ・レフトオン氏は、「テストは交通量が多く、頻繁に発進・停止を繰り返すルートで行う。この条件下でBYDのEVバスが性能を発揮すれば、ロサンゼルス市交通局はEVバス導入の決断を下すだろう」とコメントしている。