全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)のシーズン概要発表会(25日)では、今季全7戦のレースフォーマット等も発表されている。
SFは今季も全7戦で争われるが、従来は最終戦のみだった2レース制が第2戦の富士でも実施されることとなった。開幕戦と第3~6戦は通常の1レース制であり(距離は下記)、今季は全7大会9レースで日本一速い男の称号をかけた戦いが展開されることになる。
第1戦 4月12~13日 鈴鹿(250km)
第2戦 5月17~18日 富士(2レース制)
第3戦 7月12~13日 富士(250km)
第4戦 8月23~24日 もてぎ(250km)
第5戦 9月13~14日 オートポリス(220km)
第6戦 9月27~28日 SUGO(250km)
第7戦 11月8~9日 鈴鹿(2レース制)
予選はノックアウト方式。マシンには決勝レース中に5回使用できる(予定の)オーバーテイクシステムが組み込まれる。これは燃料リストリクターを活用することで、1回の使用につき約5%の性能アップを20秒間もたらすシステムになる(従来のシステムとは内容が異なる)。
ドライバーズポイントは決勝1~8位に10-8-6-5-4-3-2-1点で、ポールポジションにも1点。2レース制の場合は各レースの1~8位に1レース制の半分のポイントが与えられ、ポールの1点も別個に与えられる(昨年と同じルールなら、Q1の結果が第1レースの予選順位に、Q3まで経た結果が第2レースの予選順位になる)。最終戦にのみ優勝ボーナス3点があり、各レースの勝者は5+3=8点を得られる(最終戦は最大18点獲得可能)。そして今年の最終戦は、既報通り「第13回JAF鈴鹿グランプリ」としても争われることになっている。
テレビ中継のさらなる充実も今季SFの注目事項だ。J SPORTSが決勝レースのオール生中継に加えて、予選も生中継を中心に放送することとなった(オンデマンドでは予選・決勝をLIVE配信)。また、アジア進出の一環として東南アジア地域でのLIVE中継が実現する運びとなったことなども、この日発表されている(今季SFに参戦するN.カーティケヤンの母国インドでも実施を検討中とのこと)。