福祉施設の送迎ワゴン車が居眠り運転で逸脱事故、2人が死傷

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15日午前9時40分ごろ、長野県安曇野市内の市道を走行中のワゴン車が路外に逸脱。道路脇の畑に転落した後も走行し、前方のコンクリート土台に衝突する事故が起きた。この事故で同乗していた2人が死傷。警察はクルマを運転していた20歳の女を逮捕している。

長野県警・安曇野署によると、現場は安曇野市豊科高家付近で車線区別のない幅員約3mの直線区間。福祉施設が所有する送迎用のワゴン車は斜行するようにして道路左側の路外に逸脱。そのまま畑に転落した後も約30mに渡って走行を続け、前方のコンクリート土台に衝突した。

衝突によってクルマは中破。車両後部スペースに車いすに着座した状態で同乗していた96歳の女性が胸部を強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間30分後に死亡。助手席に同乗していた80歳の男性も足を骨折する重傷を負った。警察は福祉施設の職員で、クルマを運転していた松本市内に在住する20歳の女を自動車運転過失致死傷容疑で同日夜に逮捕している。

聴取に対して女は「夜勤明けで、運転中に意識を失った」などと供述しており、警察では居眠り運転が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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