車両6台の多重衝突、発端となったクルマから不審な植物片を発見

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10日午後2時20分ごろ、福岡県春日市内の県道で、信号待ちの車列に対して後ろから進行してきた乗用車が突っ込み、車両6台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が負傷。追突してきた乗用車の車内からは不審な植物片が発見されている。

福岡県警・筑紫野署によると、現場は春日市宝町付近で片側2車線の直線区間。事故当時は両車線に信号待ちの車列が形成されていたが、第2車線を走行してきた乗用車が車列最後部の軽乗用車に追突。押し出された軽乗用車は対向車と接触。追突側の乗用車は第1車線側へ逸脱し、第1車線側にも突っ込むなど、原付バイクを含む車両6台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で4人が打撲などの軽傷。追突側のクルマを運転していた佐賀県鳥栖市内に在住する31歳の男には外傷がみられなかったが、意識は朦朧とした状態だった。警察は12日に男を自動車運転過失傷害容疑で逮捕した。

男は事故直後、「何も話したくない」と聴取を拒んだが、12日の逮捕後には「居眠り運転だった」などと供述している。しかし、男が運転していたクルマの車内からは袋に入った不審な植物片が発見されており、警察ではこの植物片が脱法ハーブである可能性が高いとみて押収。含有成分の分析を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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