2月のトヨタ中国販売、43.1%の大幅増…コンパクトカーとSUVが牽引

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トヨタ自動車の中国法人は3月3日、2月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約5万1900台。前年同月比は43.1%増と、大幅な増加となった。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する買い控えの動きが広がった。トヨタの2月の中国販売が大きく伸びたのは、前年同月が尖閣問題の影響で新車販売が落ち込み、その反動増という側面がある。

また、2月の新車販売の大幅な伸びは、積極的な新車投入の成果でもある。トヨタは2013年8月、新型『RAV4』を中国市場に投入。現地でのSUV人気を追い風に、販売は好調だ。

また、2013年11月には、新型『ヤリス』と新型『ヴィオス』を中国で発売。これらのコンパクトカーが、従来よりもベース価格を20%引き下げた効果もあり、支持を集めた。

トヨタの2014年1- 2月の中国新車販売台数は、前年同期比26.4%増の13万7500台。トヨタは2013年、中国で91万7500台を販売。2014年は、前年比20%増の110万台の販売目標を掲げている。

《森脇稔》

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