三菱自動車は、首都高速道路パーキングエリア(PA)での急速充電サービスの実証調査の一環として、2014年4月より急速充電器を設置するPAを拡大すると発表した。
同社は、「都市高速における会員制急速充電サービスモデルの実証調査」を実施するため、首都高速道路、充電網整備推進機構と共同で、首都高速道路のPAに実証調査用の急速充電器を設置してきた。今回、急速充電器を設置するPAをさらに増やし、実証調査範囲を拡大する。
実証調査は、2013年4月より開始しており、現在は首都高速道路内4か所のPA(平和島・上り、八潮、市川、大黒)において調査を行っている。
今回の増設により、東名高速道路や中央自動車道など、都市間高速道路と接続している路線のパーキングエリア4か所(川口、志村、代々木、用賀)に急速充電器を設置。より幅広いデータが収集できるようになるほか、EV/PHEVユーザーの利便性も向上する。
急速充電器の使用にあたっては、充電網整備推進機構が発行する「チャデモチャージカード」の利用、または都度料金の支払いによる、2つの料金体系を用意。調査を通じて急速充電器の運用費用を回収するスキームについても検証を行う。