イタリアのデザイン工房、イタルデザイン・ジウジアーロは3月3日夜(日本時間3月4日未明)、フォルクスワーゲングループが開催したジュネーブモーターショー14のプレビューイベントおいて、コンセプトカーの『クリッパー』を初公開した。
イタルデザイン・ジウジアーロは2010年、フォルクスワーゲングループの傘下に入った。新生イタルデザイン・ジウジアーロが、ジュネーブモーターショー14ワールドプレミアする最新コンセプトカーが、クリッパー。
クリッパーは、フォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」をベースに、ミニバンを提案した1台。後部ドアはガルウィング、前部ドアは上方に跳ね上げるバタフライ方式と、斬新なデザインが目を見張る。
室内は、ダッシュボードの中央と助手席側に、2個のモニターを内蔵。センターコンソールには、格納式のタットパッドを備える。ドライバー正面のメーターは、デジタル方式とした。3列シートのキャビンは、乗車定員が6名。
パワートレインは、2個のモーターを備えるEV。フロントとリアに置かれたモーターは、それぞれ最大出力150psを発生。トータル出力は300psとパワフルで、4輪を駆動する4WDとなる。最高速は204km/h。1回の充電で、最大540kmを走行できる。