スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグ(Koenigsegg)社は2月28日、『アゲーラOne:1』の概要を明らかにした。実車は3月4日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー14で初公開される。
ケーニグセグ社のスーパーカーには、『アゲーラ』シリーズがある。アゲーラOne:1は、ケーニグセグ社の創業20周年を記念し、アゲーラをベースに究極のパフォーマンスを追求して誕生した1台となる。
車名のOne:1は、量産車としては世界で初めて、最大出力が1メガワット(1000kW=1360ps)に達したことを意味する。また、カーボンファイバーなどの軽量素材を駆使し、車両重量は1360kg。パワーと車両重量が1対1のイコールの関係(パワーウェイトレシオが1kg/ps)になった、世界で初めての量産車という意味も込められた。
さらに、ケーニグセグOne:1では、エアロダイナミクス性能も向上。超高速域で効果を発揮する巨大なリアウイングをはじめ、アクティブエアロシステムなどを採用した。ケーニグセグは、「260km/hで走行中、610kgものダウンフォースが得られる」と説明する。
ケーニグセグによると、One:1は最高速よりも、サーキットでの速さを追求しているという。それでもシミュレーション上の最高速は、世界トップレベルの440km/h以上と公表されている。