脱法ハーブ吸引で多重衝突事故を起こした男、危険運転容疑で逮捕

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昨年6月、三重県四日市市内の国道1号で発生した多重衝突事故について、三重県警は24日、事故の発端となった乗用車を運転していた24歳の男が脱法ハーブを吸引していたものと断定し、同日までに危険運転致傷容疑で逮捕した。

三重県警・四日市北署によると、問題の事故は2013年6月10日の午後8時35分ごろ発生している。四日市市富田2丁目付近の国道1号(片側1車線の緩やかなカーブ)を走行中の乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた乗用車2台と次々に衝突した。

この事故で最初に衝突したクルマを運転していた川越町内に在住する28歳の男性が骨折などの重傷。2台目のクルマを運転していた四日市市内に在住する19歳の男性も打撲などの軽傷を負った。

逸脱側のクルマを運転していたいなべ市内に在住する24歳の男は事故直後、意識が朦朧とした状態。アルコール分は検出されなかったが、後の血液検査で脱法ハーブに含まれる成分を検出。任意で事情を聞いていたが、運転前の脱法ハーブ吸引を認めたことから、警察は「薬物の影響によって正常に運転できる状態ではなかった」と判断。24日までに危険運転致傷容疑で逮捕している。

脱法ハーブ吸引の事故で危険運転容疑が適用されるのは三重県内で初の事例。警察では男を厳しく追及。脱法ハーブの入手ルートについても解明を進める方針だ。

《石田真一》

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