国交相、北陸新幹線並行在来線三セクの鉄道事業許可

鉄道 行政
長野~金沢間の並行在来線。各県ごとに設立された第三セクターが経営を引き継ぐ計画となっており、2月28日付で鉄道事業が許可される。
  • 長野~金沢間の並行在来線。各県ごとに設立された第三セクターが経営を引き継ぐ計画となっており、2月28日付で鉄道事業が許可される。

国土交通大臣は、北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年春)にあわせてJRから経営が分離される並行在来線を引き継ぐ第三セクター4社に対し、鉄道事業を許可する。国土交通省が2月26日、発表した。

各社が鉄道事業の許可を受ける区間は、長野県のしなの鉄道が信越本線長野(長野市)~妙高高原(新潟県妙高市)間37.3km、新潟県のえちごトキめき鉄道が信越本線妙高高原~直江津(上越市)間37.7kmと北陸本線直江津~市振(糸魚川市)間59.3km、富山県のあいの風とやま鉄道が北陸本線市振~富山(富山市)~倶利伽羅(石川県津幡町)間100.1km、IRいしかわ鉄道が北陸本線倶利伽羅~金沢(金沢市)間17.8km。

長野県内は、北陸新幹線高崎~長野間の開業時(1997年)に信越本線軽井沢~篠ノ井間の経営を引き継いだしなの鉄道が長野~妙高高原間の経営を引き継ぐ。それ以外の新潟・富山・石川県内は、今回の北陸新幹線延伸開業にあわせて設立された第三セクターが各県内の区間を引き継ぐ。

国交相は4社が2013年12月に申請していた第1種鉄道事業許可を、2月28日付で許可する予定。開業予定時期は2014年度末の北陸新幹線長野~金沢間開業日としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集