北京で開催されている中国国際用品展14。ここで出展されるカーエレのトレンドも大きく変化を遂げている。特に2~3年前までは目立っていたというPND/ディスプレイオーディオの出展数が大きく減り、代わりにドライブレコーダーがかなりの部分を占めるようになった。
バリエーションは豊富で、GPSやGセンサーの搭載は当たり前。日本でも登場しているバックミラータイプやLEDアシストランプ付きのもの、HDMI出力やWi-Fi連携に対応した機種、Bluetooth対応でハンズフリー可能なタイプ、液晶がフリップ開閉するもの、スマホタイプのタッチスクリーン搭載機、レーダー探知機とのセットなどさまざまだ。
中国において「聚影」ブランドでドラレコを展開している深セン市聚富康電子の王斌氏によれば、「地図やソフトウェアなどの開発が必要なPNDに比べて、ソフトウェアの開発工数が少ないドライブレコーダーは安価で多数のバリエーションが作れる。防犯や事故時の備えとしてドラレコの需要は急速に盛り上がっており、当社では、フルハイビジョン1080pと120度以上の画角を持つタイプが人気だ」とのこと。「最近で140度以上の超広角タイプや前後のカメラ取付に対応して全周囲撮影も可能な製品も出てきている」という。