フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは2月6日(日本時間2月7日未明)、米国で開幕したシカゴモーターショー14において、『ザ・ビートル』のラリーマシン、『GRC ビートル』を初公開した。
このラリーマシンは、「レッドブル・グローバル・ラリークロスシリーズ」(レッドブルGRC)に参戦する目的で開発。フォルクスワーゲンオブアメリカは、アンドレッティ・オートスポーツと「フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロス」チームを結成。GRCにエントリーする。
ドライバーには、2011年と2012年のGRCチャンピオン、ターナー・フォウスト選手と、元F1/NASCARドライバーのスコット・スピード選手の2名を起用。2台体制で、GRCに挑む。
シカゴモーターショー14で初公開されたGRC ビートルは、ザ・ビートルをベースに、迫力のラリーマシンに仕立てた。エンジンに関しては、排気量は公表されていないが、直噴ガソリンターボ「TSI」をチューニングして搭載。最大出力は560ps以上を絞り出す。駆動方式は4WD。
GRC ビートルは6月、テキサス州オースティンで開催される「サマーXゲームズ」で、実戦デビューを果たす予定となっている。