事故後にクルマを放置して逃走の男、死亡ひき逃げ容疑で逮捕

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今月12日に奈良県王寺町内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、奈良県警は21日までに三郷町内に在住する41歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は容疑への関与を大筋で認めているという。

奈良県警・西和署によると、問題の事故は2014年1月12日の午後8時55分ごろ発生している。王寺町本町1丁目付近の県道を走行していた乗用車がカーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽トラックと正面衝突した。

軽トラックは衝突によって運転席部分が中破。運転していた平群町内に在住する71歳の男性が全身強打で事故から3日後に死亡。同乗していた67歳の女性も打撲などの軽傷を負ったが、乗用車の運転者は自走できなくなった車両を放置して逃走したため、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。運転者の行方を追っていた。

後の調べで、事故を起こしたクルマは所有者が知人の男に貸していたことが判明。事故後にこの男が行方不明になっていたことから、警察はこの男が事故を起こしたものと断定。立ち寄り先などを調べていたところ、兵庫県内で男を発見したため、ひき逃げ容疑で逮捕している。

聴取に対して男は事故への関与を大筋で認める供述をしており、警察では男を厳しく追及。事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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