東京モノレールで運用されている1000形車両のうち1049号編成の塗装が赤白2色の旧塗装に変更され、1月19日から営業運転に入った。開業50周年記念事業の一環。これにより開業から現在まで歴代の塗装5種類がそろった。
東京モノレールは、前回の東京オリンピック直前の1964年9月17日に開業。このとき導入された100・200・300・350形は、クリーム・水色・青色を基調とした塗装が施されていたが、1969年以降に導入された500・600・700・800形は赤と白の2色を基調とした塗装を採用した。
一方、1989年に登場した1000形は、白を基調として窓下に赤帯を入れ、窓周りは黒とした塗装に。続いて1997年に登場した2000形は1000形に準じた塗装としつつ、部分的に青色を入れるなど若干の変化が見られた。また、2000年には1000形のリニューアルが実施されており、窓回り以外の色が青・白・オレンジに変更されている。
800形以前の車両は1998年までに廃車となっており、現在は1000形(リニューアル色)と2000形の2形式のみ運用されているが、東京モノレールは開業40周年を控えた2003年、1000形の1019号編成を開業時に導入された100・200・300・350形の登場当初の塗装に変更。さらに2013年には、1085号編成が開業50周年記念事業の一環として1000形登場当初の塗装に戻されている。そして今回、1049号編成が500形を模した赤白の塗装に変更され、開業から現在まで歴代5種類の塗装がそろった。
東京モノレールは歴代の塗装がそろったことを記念し、1月19日はモノレール浜松町発10時以降と14時以降の各5本で「パレード走行」を実施。10時以降のパレード走行では、開業時の塗装を施した1019号編成、赤白2色の500形塗装を施した1049号編成、1000形の登場当初の塗装を施した1085号編成、2000年リニューアル時の塗装を施した1001号編成、2000形の2041号編成の順に走行した。パレード走行は1月28日にも行われる予定だ。