JR四国、徳島でバッテリー電車走行試験の出発式と試乗会を実施…1月17日

鉄道 テクノロジー
近畿車輛が開発したバッテリー電車「Smart BEST」。徳島県内での走行試験にあわせ、出発式と試乗会が行われる。
  • 近畿車輛が開発したバッテリー電車「Smart BEST」。徳島県内での走行試験にあわせ、出発式と試乗会が行われる。

JR四国は1月17日、自己充電型バッテリー電車「Smart BEST」の走行試験の実施に伴い、「徳島県内初となる電車走行」を記念した出発式と試乗会を実施する。

「Smart BEST」は近畿車輛が開発した、非電化路線用のバッテリー電車。エンジン発電機と大容量バッテリーを搭載しており、非電化区間でも電車と同様にモーターを使って走行する。2012年10月からJR西日本の鉄道路線で走行試験を開始しており、2013年12月からはJR四国管内で走行試験を行っている。

1月14日から2月7日にかけては、徳島県内のJR線を中心に走行試験を行う予定。1月14~17日は徳島10時33分発~池谷10時54分着、池谷11時11分発~鳴門11時30分着、鳴門13時30分発~池谷13時48分着、池谷14時16分発~徳島14時33分着のダイヤで走行試験を実施する。1月20日~2月7日は土曜・休日を除き、徳島9時9分発~阿波池田12時2分着、阿波池田12時15分発~徳島14時38分着のダイヤで運行される。

出発式は1月17日の13時15分から、鳴門線の終点・鳴門駅の1番線ホームで開催。徳島県知事や近畿車輛の社長が出席し、13時30分発の徳島行き試験列車を見送る。出発式で見送る列車の試乗会も実施し、JR四国の徳島企画部が試乗会の参加者20人を募集している。募集期間は1月10日までで、徳島県内在住者のみ参加できる。

徳島県内の鉄道路線は全て非電化。沖縄都市モノレール(ゆいレール)が開業した2003年以降、モーターで駆動する鉄道車両が営業運転されていないのは47都道府県中、徳島県だけとなっている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集