コマツは、オフロード法2011年基準に適合した中型ホイールローダー『WA320-7』を1月1日から発売した。
新機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。
加えて、油圧システム・走行システム・エンジンを最適にコントロールする先進の協調制御システム「コマツ スマートローダロジック」や進化した2モーター方式「新電子制御HST」などを採用することにより、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成。燃料消費量を同社従来機に比べ10%低減した。
また、車両後方確認用のリヤービューカメラ・モニタと、前面下部のガラスエリアを拡大した新大型ピラーレスROPSキャブを新たに搭載することにより、良好な視界を確保し、安全性を高めた。運転席には高精彩7インチ液晶マルチモニタを新たに採用し、安全かつ正確でスムーズな作業を実現するとともに、エコガイダンス等の表示により省エネ運転のサポートも行う。
さらに、新車購入時に自動的に付帯される、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、新たなサービスプログラム「コマツ・ケア」の提供により、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。
公表価格は2780万円(工場裸渡し消費税抜き)。