日産自動車は12月11日、3代目となった新型『エクストレイル』を発表した。片桐隆夫副社長は、本格展開の第1彈となった緊急ブレーキなど安全装備についての展開計画も示し、国内販売の巻き返しにつなげる考えを表明した。
新型エクストレイルは、前方の車両などとの衝突回避や被害軽減につなげる「エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などを大半のグレードにパッケージで標準設定した。片桐副社長は「オフロードだけでなく、普段使いにも安心して乗っていただける装備」と強調した。
エマージェンシーブレーキなどは近くマイナーチェンジして発売する『セレナ』と『ノート』という同社の国内向け看板モデルにも搭載する計画。これらのモデルは東京モーターショーにも出品した。片桐副社長は、「コアモデルへの展開によって安全装備の揃い踏みを図り、総合力で国内販売に取り組みたい」と話した。