ロッキード・マーチンは12月4日、同社の先進テクノロジーセンター(ATC)の科学者とエンジニア達が、最も軽量な人工衛星の冷却システムの開発に成功したことを発表した。
この『マイクロ低温クーラー』として知られる新しい冷却システムは、およそ11オンス(約312グラム)の重さを持ち、以前のものに比べて3倍軽く、しかもその運用寿命は最低で10年とされている。
「華氏マイナス320度の温度は赤外線装置に必要とされ、クーラーは最小の電力と長期の寿命で運用されなければならない。当社のマイクロ低温クーラーは要求に対応し、過酷な制約や運用上の温度環境におけるパフォーマンスを劇的に改善するだろう」とカリフォルニア州パロアルトに所在するATCのテッド・ナスト氏は語った。