オランダの半導体メーカーNXPセミコンダクターズは12月2日、中国国有企業の大唐電信と合弁で、自動車用半導体の開発・販売会社を中国に設立することを発表した。
合弁会社は、上海郊外の江蘇省南通市に本社を置き、NXPが49パーセント、大唐が51パーセントを出資して、新社名は、Datang NXP Semiconductors Co., Ltdとなる。
中国国内で製造される自動車に半導体を供給することを目指して、中国初の本格的な自動車用半導体のサプライヤーになるとしている。
しかし、実態は工場を持たないファブレス企業となる見込みで、当面はNXPの持つ技術を基にした車載半導体の研究開発と販売に特化するとみられる。