【ストラーダ R300WD インプレ後編】価格・機能・拡張性…バランス光る冬商戦“台風の目”

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パナソニック・ストラーダの新型ナビシステム『R300シリーズ』のインプレ前編ではITSスポットサービス(DSRC)と、新開発のフロントインフォディスプレイへの対応についてレポートしたが、同機はカーナビの基本機能でも着実な進化を遂げている。


◆2点タッチに対応、スマホ連携も

ディスプレイは感圧式ながら、スマホチックな操作を可能にする「モーションコントロール」機能を搭載。ダブルタップ、2点タッチ、ピンチイン/アウトでの地図スケールの拡大/縮小を実現しているほか、フリック操作を活かしたメニュー操作が行えるのもストラーダならではのインターフェイスだ。

また、画面上に表示される「LAUNCHER」ボタンを押せば、よく使う操作メニューを画面下に表示するショートカット的な機能も装備。ルート探索や地図表示などで詳細なカスタマイズ設定ができる「ストラーダチューン」もこのクラス初搭載するなど、好みのカーナビに仕立てられるのも大きな魅力だ。

使いやすさをさらに高めているのが、スマホ連携機能「おでかけナビサポートここいこ♪」への対応だ。スマホ側にインストールした専用アプリで実現するもので、スマホで探した目的地はBluetoothを使ってカーナビ側に送信するだけ。これで目的地設定が完了する。しかも、オンライン上からデータを引っ張ってくるため、設定した目的地は常に最新情報に基づく。ぐるなびやYahoo!を利用したエージェント機能としても活用でき、この時は時刻や場所を反映する高い実用性も発揮する。

さらに、スマホに専用ランチャーアプリ「Drive P@ss」をインストールすると、スマホ内の音楽再生や動画再生できるほか、カーナビに録音した最新アルバムのタイトル情報を探す「Title Finder」にも対応。Yahoo! ニュース閲覧アプリ「Yahoo! ニュース」なども利用可能になるなど、スマホとの連携性は一段と高められている。

またこの秋、「Let's Do-ga for Drive P@ss」「Video Player for Drive P@ss」そして「FBconnect for Drive P@ss」の3つが対応アプリとして登場した。Let's Do-ga for Drive P@ssは動画共有サービス「YouTube」の動画を、カーナビでも楽しめることが可能。またVideo Player for Drive P@ssはAndroidスマートフォン内の動画を、ナビ画面で見られるというものだ。さらにFBconnect for Drive P@ssはFacebookのフィードをナビ画面で閲覧・投稿が可能のアプリ。いずれも車内でのコミュニケーションをより楽しくさせるツールであり、R300の魅力をさらに高めるのに一役買っている。


◆「みちびき」対応でGPSの測位精度が更に向上

準天頂衛星「みちびき」にAV一体型ナビとして初めて対応したことも見逃せない。この衛星は、GPS測位を補完して測位精度を高めるための衛星として日本が独自にシステム構築を進めているもの。すでに1基が打ち上げられ、2018年には最大4つの衛星が運用される計画で、これが実現すると測位能力は飛躍的に高まる。

このR300で受信状況をチェックしてみると、そこには衛星番号として「193」が表示されていた。GPS衛星の番号は30番台までだから、これは紛れもなく「みちびき」を受信している証拠。R300自身、ジャイロセンサーや車速パルスなどを活用して十分に高い測位能力を発揮するが、今後、準天頂衛星の整備が進むことで、さらに測位精度が高まると思うと期待はさらに膨らんでくる。


◆ライバルひしめく激戦マーケットでも光る存在感

カーナビにとって重要な地図データは、年度更新として最大3年分が無料でダウンロードできる。手続きは添付のアンケートに答えるだけ。更新版が準備されると、それを案内するメールが送信されるのでインターネット経由でダウンロードすればいい。

『R300シリーズ』の立ち位置はライバルがひしめく、まさに“激戦区”のど真ん中!そんな中で本機は、価格を抑えながらもユーザーが満足する高い操作性と安心・安全を備えた期待の一台と言えるだろう。4月からは消費税も上がることもあって、この秋は力の入ったモデルが各社から登場しているが、本機は売れ筋のエントリー~ミディアム価格帯の中でも屈指の商品力を持つので、購入リストのひとつに入れてもまず損ではないはずだ。
《会田肇》

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