【東京モーターショー13】KEN OKUYAMA DESIGN、Kode9とタグ・ホイヤーがコラボ…いまあえてクラシックなデザインで

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KEN OKUYAMA DESIGN・Kode9
  • KEN OKUYAMA DESIGN・Kode9
  • 奥山清行氏(左)、タグ・ホイヤー日本支社のアントワーヌ パン氏(中)、タレントのパンツェッタ・ジローラモ氏
  • KEN OKUYAMA DESIGNのkode9の予告スケッチ

KEN OKUYAMA DESIGNは、東京モーターショー13において『Kode9』をワールドプレミアした。同時に、タグ・ホイヤーとコラボレーションした“カレラCMC Kode9”を発表した。

KEN OKUYAMA DESIGNとタグ・ホイヤーとの関係は、「2008年のジュネーブショーで『KO7』を発表したとき、タグ・ホイヤーとコラボレーションして、グランドカレラの新型を一緒に発表した」とは、KEN OKUYAMA DESIGNの奥山清行氏の弁。「今回はカレラCMCKode9リミテッドという、新しい時計をKode9に乗せて発表する」という。

タグ・ホイヤー日本支社のアントワーヌ パン氏は、両者の関係について、「長く続いている有意義なパートナーシップだ。自分はアウトサイダーとして一緒にコラボレーションをしているが、非常に刺激的な関係だ」と述べる。

また、「お互いに常に相手が求めているものをいかにして上回っていくか。例えば、スピードや性能、ユーザーが求めているものを超えるものをいかにして、自分たちが作っていくかを仕事の根本に据えている」と共通点を語る。

奥山氏は、Kode9のデザインについて、「今回のデザインのテーマは、クラシックなデザインだ。スポーツカー好きの方であれば、心のどこかに昔からあるもの」とし、カレラCMCKode9は、50年代のサーキットで使用された往年のストップウォッチを彷彿とさせることで共通のデザインモチーフが持たされた。

そして、「自動車業界はちょっと複雑になりすぎていないか。たくさん量を売ろうとして、自分たち自らが複雑にしているのではないか。そこで、あえてシンプルでクラシックなデザインにした。これは僕がヨーロッパ、イタリアで学んできたことをぜひ味わってほしいとあえてクラシックなデザインを、モダンなプロポーションで実現した」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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