英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズは11月13日、『エリーゼS カップR』を発表した。
ロータスカーズはすでに、クーペボディの『エキシージ』をベースにしたサーキット仕様、『エキシージV6カップ』とそのハードバージョン、『エキシージV6カップR』を設定。同様のコンセプトで、オープンボディの『エリーゼ』をベースに開発されたサーキット専用車が、エリーゼS カップR。
エリーゼS カップRは、モータースポーツへの参戦を前提に開発したサーキット専用車。そのため、前後スポイラー、調整式サスペンション、強化ブレーキ、ロールケージ、バケットシート、6点式シートベルト、消火器、脱着式ステアリングホイールなどが標準装備される。
ミッドシップに搭載されるトヨタ製2ZR-FE型1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、「Magnuson R900」と呼ばれるスーパーチャージャーで過給。最大出力は220ps、最大トルクは25.5kgmを引き出す。トランスミッションは6速MT。
また、軽量化も推進。リアの窓ガラスを、ポリカーボネート製に変更するなどして、車両重量は924kgと軽量に仕上げられた。なおルーフには、ハードトップを装着する。
エリーゼS カップRは英国をはじめ、欧州各国や米国、日本で開催される「2014ロータスカップシリーズ」に投入される予定。英国での価格は、3万9125ポンド(約630万円)と公表されている。